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教育支援

カレーズの会は、アフガニスタンの未来を担う子どもたちのために、「学ぶ場所」=希望の灯をカンダハールの地に築きました。

日本政府の草の根無償資金協力を受け、カンダハール市ハジ・アズィズ地区(旧アンサリメーナ)に学校を建設。幾多の困難を乗り越え、2009年に念願の校舎が完成しました。

戦火に閉ざされた時代を生きる子どもたちにとって、この学校は単なる建物ではありません。
それは「学ぶ喜び」と「未来への扉」。
砂の大地に立つこの校舎から、いまも新しい夢の芽が育っています。

現在のハジ・ニカ学校

完成した校舎は地元政府に引き渡され、地域の子どもたちに新たな学びの場が生まれました。しかしその直後、周辺の治安が悪化し、学校はやむなく一時的に閉鎖されることとなりました。

それでも、教育への願いは決して途絶えることなく、2010年になると周囲の治安も徐々に安定し、同年9月、学校はついに再開されました。

その後、この地域には多くの住民が移り住み、通学する生徒も年々増加。
現在(2025年10月時点)では、1年生から12年生までの男子1,325名、1年生から6年生までの女子601名、合計1,926名の生徒が学んでいます。

限られた教室の中で、子どもたちは3交代制で授業を受けながら、未来へとつながる希望の学びを続けています。

教室が不足しており、
多くの生徒がテントを利用しています

ハジ・ニカ学校では、教育の質を高めるためには「学ぶ環境」そのものを整えることが欠かせません。そこでカレーズの会は、子どもたちが安心して学校生活を送れるよう、2012年11月よりトイレ建設事業を開始しました。

衛生面の改善は、通学継続にも直結する重要な課題。多くの支援と努力のもと、男女それぞれ4基ずつ、計8基のトイレが2013年2月末に無事完成しました。

清潔な環境で安心して学べること―それは、教育の第一歩であり、未来への希望を育てる大切な“土台”です。

2010年、治安の回復とともに、閉鎖されていた学校が再び開かれました。
教室には子どもたちの笑顔と声が戻り、学びの場としての活気がよみがえりました。

これまで十分な教育を受けることが難しかった女の子たちも、学ぶ機会を得て教室に通い始めました。支援で届けられたノートとペンを手にした子どもたちは、嬉しそうに新しい授業へと向かいます。

再開した学校は、地域の希望を象徴する存在となり、子どもたちの未来へと続く確かな一歩を刻み始めました。

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